そろばんやってるのに大会に出ないのはもったいない

いつも言っていることなんですけど、折角そろばんを習っているのに大会に出ないのは本当にもったいないです。

「パス練習だけのサッカー教室」「キャッチボールや素振りだけの野球教室」もしあっても入らないですよね。やはり醍醐味は試合。そして、教室内の紅白戦でも楽しいでしょうが、大会にでると緊張するし達成感があります。保護者の方も応援に気合が入る。

大昔のそろばん教室は「そろばんで計算できること」に価値があったしその証明として検定試験の合格証にも価値がありました。でも検定試験って「できる」「できない」を判定するものなので、その練習ってつまらないんですよ。パス練習や素振りのようなものです。

今は「資格を取りたいから」「検定試験に合格するために」そろばんを習う人っていないですよね。じゃあ、せっかくなので楽しく学んで欲しい。となるとやはり大会に出るのが一番おススメ、となるんです。

「資格をとるためにそろばんを習うわけじゃない」と書きましたが、じゃあ何のために習うのでしょうか?それは人それぞれ違うと思います。「計算力をつけたい」「集中力をつけたい」「いろんな経験をしてほしい」「良い仲間(友達)を作ってほしい」etc. 。はい、それ全部、大会に出ること解決します。

大会はただ単に「当日、会場に行く」だけではありません。大会に向けてたくさん練習をします。もちろん計算力や集中力は格段にあがります。また、大会当日は緊張します。そこでどれだけ自分の実力が出せるのか、もしくは出せないのか。普段の教室での練習だけでは得られない貴重な経験(体験)がそこにはあります。そして、厳しい練習を一緒にやり遂げ、大会という非日常的な空気を一緒に過ごした選手同士はとても仲良くなります。「大会に出る」それだけでこれだけのことが得られるんです。ほんと、出ないなんてもったいないですよね。

新潟県には大会が少ないですがオンライン大会が増えたことで参加する機会が格段に増えました。ぜひ、ぜひ、ぜひ、たくさんの生徒さんに参加してほしいです。

(教室だより令和5年4月号より)