そろばんの大会のススメ

もし「素振りやキャッチボールしかしない野球チーム」「パス練習やシュート練習しかしないサッカーチーム」があったら楽しいでしょうか?野球やサッカーなどスポーツの醍醐味は「試合」だと思います。「試合」があるからこそ、そこで勝つためにつまらない練習にも一生懸命取り組めるのではないでしょうか。そして試合も「チーム内の紅白戦」でも楽しいでしょうが、やはり「大会」にでて他のチームと対戦する、そして結果(順位)がでる方が楽しいし達成感があるでしょう。

そろばんも一緒です。普段の練習は基礎技能を上げる練習、キャッチボールやパス練習のようなものです。そこで身につけた技能を披露する場、「試合」があった方が楽しいはずです。(サッカーでもリフティング自体に楽しみを見出す人がいるように、そろばんを弾くこと自体が楽しい人もいますが、大半の人はそれだけではつまらないです。)

「技能を披露する場」として検定試験もありますが、それはあくまでも「試験」であり「合否」を判定するものです。達成感はありますが、「検定試験を受けてきた。楽しかった。」という子は少ないと思います。

大会に出る、そのためにたくさん練習をする、その練習の結果が成績として表れる、というのが楽しいし、達成感もあるし、次回へのやる気に繋がります。「そろばんを上達するには大会に出るのが1番の近道」です。

5月に久しぶりに新潟市で会場開催(オンラインではない)の大会が開かれることになり、急遽ラインで案内を出しましたが、申込者が少なくとても残念でした。大会は「一部の人がでるもの」ではなく「そろばんを習う人全員」に出て欲しいものです。

6月5日(日)にはオンラインで「夏のクリスマスカップ」と言う全国大会が開催されます。小黒珠算教室の本校にいながら全国各地のそろばん仲間と競えるチャンスですのでたくさんの方の参加をお待ちしています。

(教室だより令和4年4月号より)