明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします^^
2018年の「今年のモットー」は『「教えてください」と言える人になろう』にしまし た。なぜこのモットーにしたかを説明する前に、一昨年のモットー『「わかりません」と言える人になろう』で話した内容を。
~以下、2016年1月のお便りに書いた内容です~
今年のモットーは「わかりませんと言える人になろう」です。「当たり前のことじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、意外と「わかりません」と言えない人って多いです。「恥ずかしい」とか、もしかしたら「面倒くさいから」とか。実は、みんなみたいな子供だけじゃなく大人でも「わかりません」って言えない人はたくさんいます。でも、有名な人とか憧れの人など「あの人凄いな」と思う人は「わかりません」と言える人が多いです。「わかりません。だから教えてください。」と素直に質問できることで、いろんなことを学べたり、できるようになるんです。自分に自信がない人ほど「わかりません」って言えません。「そんなこともわからないの!?と馬鹿にされるんじゃないか」と思って知ったかぶりをしたりします。でも、結局わからないままにしておくので、いろんなことを知らなかったり出来なかったりで、なおさら自信がなくなってくる。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。特にみんなはまだ子供なので「わからなくて当たり前」。恥ずかしがらずにどんどん「わかりません。教えてください。」と言っていろんなことを学んでいってください。
~以上~
この話の重要なところは「わかりません」の後の『教えてください』です。少し考えればできそうなことも「習ってないからできません」とすぐに諦める子や、全員に伝えてあることを「(私は)初めて聞きました。(だからできませんでした)」という子がいます。その子たちにとって「(手取り足取り)教えてくれていないことはできなくても良い」ということなのです。ところが大人になると「わからなかったから(知らなかったから)できなくて良い」ということは一つもありません。「わからない、知らない方が悪い」のです。「悪い」までいかなくても損をします。だから「教えてください」と自分から聞きに行かないといけません。黙っていても誰も教えに来てなどくれないのです。
昨今、手取り足取りやり方を教えてくれる「誰でもできる仕事」は急速にコンピューターやロボットに置き換わって来ています。今の子供たちが大人になる頃、そんな誰でもでる仕事なんてなくなっているでしょう。貪欲に「教えてください」とスキルを上げて行かないと生きていけない時代になります。
少し大げさになってしまいましたが、そろばんを通じて、そんな未来にも生きて行ける力をつけていってほしいと思い今年のモットーにしました。
小黒珠算教室の教室だより版 2018年1月号 より