そろばんはクネクネ道を進むようなもの②

教室だより令和3年9月号より

 先月、基礎問題集(そろっぴ)はクネクネ道を落ちないように進みようなものという話を書きましたが、今回はその次のプリント練習(おぐソロサーキット)の話です。
 基礎問題集が終わるとプリントで制限時間内に目標点数を取る練習を始めます。「速く」「正確に」計算する練習です。
  基礎問題集の期間の「ゆっくりと」「丁寧に」「考えながら」計算すれば正解する、というのは理解の段階。まだまだ「計算できる」と言えるレベルではありません。理解できて正しく計算できるようになったものを反復練習して「速く」「正確に」できるようになって初めて「計算できる」と言えるのです。
 そのためにはまず「正確に」できなければいけません。ゆっくりでも「正確に」できることを繰り返し段々とスピードを上げていくことで「速く」「正確に」できるようになります。
 ところが、「ゆっくりとなら正確に」できるようになったのに練習を休んでしまうとゆっくりでも正確に計算できなくなります。その状態で反復練習をしても上達はしません。ゆっくりでも間違ってしまうものを速くやって正確にできるはずがないですから。
 私がいつも「休まずに定期的に練習をしましょう」と言っているのはそういうことです。休みがちに練習にきてもなかなか上達しないのです。「先週は1回も練習に来なかったので今週は毎日きます。」ではダメ。「トータルで何時間練習したか」ではなく「間を空けずに定期的に練習をすること」が上達の秘訣です。
 「うちの子、なかなか上達しないんですけどどんな様子でしょうか?」と質問をいただくことがありますが、それはほとんどの場合、出席率が悪いからです。ちょっと厳しい書き方をしますが「練習を休むことに寛大な親に限って、上達が遅いと不満を言う」ことが多いです。多分、そろばんに限らないのではないでしょうか?
 『学問に王道なし』
 できる子は必ずコツコツと練習(勉強)しています。そろばんを通じてコツコツと積み重ねることの大切さと重要さを経験してくれると嬉しいです。