そろばんは天才製造機!?

みなさん「頭が良い人」と聞いてどんな人を思い浮かべますか?「勉強ができる人」と思う人もいるでしょうし「テキパキと仕事をこなす人」と思う人や「お笑い芸人の様にトークが面白い人は頭が良いと思う」という人もいるでしょう。スポーツでも瞬時に状況を判断してゲームメイクできる人は「頭が良いのだろうな」と思ったりします。

人それぞれ思い描く「頭の良い人」は違うかもしれませんが、それぞれが正解だと思います。では、その多種多様な「頭の良い人」の共通点は何だと思いますか。私は『想像力』だと思います。

仕事でも目先のことだけでなく最終段階までを『想像』して優先順位をつけて行えるからテキパキと何でもこなすことができるのでしょう。会話でも相手の考えていること、求めていることを『想像』するから面白い話ができるのです。もちろん勉強でも数学や理科では『想像力』は必要不可欠です。だから私は「頭の良い人とは想像力がある人のこと」だと思っています。

「そろばんって計算が速くなって良いよね」と良く言われますし、「計算力(暗算力)」を求めてそろばんを習いにきてくれている人も多いかもしれません。ですが私はそろばんの良さは計算力だけではない、っていうかむしろ計算力以外のところにあると思っています。その一つが『想像力』です。そろばん式暗算はそろばんの玉をイメージ(想像)して計算をします。そのトレーニングを毎日繰り返すことで想像力が鍛えられる、つまり「頭が良くなる」と考えています。実際、小黒珠算教室の生徒さんはとても優秀です。言葉で一言では説明できませんが、授業の様子を見てもらえれば分かります。本当に平均的な小中学生とは雲泥の差があります。(是非、時間がある時には教室見学にいらしてください。いつでも大歓迎です。)

「そろばんは天才製造機」と世の中に認知される日も遠くないかもしれません(^^)。

(教室だより令和3年3月号より)